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ニリンソウとサンリンソウ

ニリンソウは山野なら比較的どこでも見られるので
お馴染みの野草の一つに数えられますが
サンリンソウはニリンソウと比べると見る機会の少ない野草になります。

それはサンリンソウの方が標高の高いところに自生しているからかもしれません。
ニリンソウは標高の低い低地でも見られますが
サンリンソウは山地から亜高山帯になります。

もう一つはニリンソウが湿り気の多い場所を好むのに対し
サンリンソウの方が少し乾き気味の場所で見ることができます。

そもそも名前の由来はニリンソウは二輪花をつけ
サンリンソウは三輪花をつけるということなのですが
実際には当てはまらないものの方が多いので
花の数で見分けるものではないと言えそうです。

では見分ける時の違いは?
それは茎葉で
ニリンソウには葉に柄がなく
サンリンソウには柄があること。

さらに花の大きさがニリンソウが2㎝位に対し
サンリンソウは1.5㎝とニリンソウより小さい。

と説明を受けても実際に見てみないと野草は分からないですからね。

とりあえず3枚ずつ写真を載せますので
特に葉の柄の部分に注目して見比べて下さい。

ニリンソウ
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サンリンソウ
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よく似た野草の見分け方は
色々覚えるより一つだけ特徴を抑えておくだけで十分だと思っています。


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朝の道端散歩 [身近な野草]

久しぶりに朝の道端散歩をしました。

自宅周辺の田んぼ道を
カメラを持って適当に歩くのが私の楽しみの一つ。

目に留まった野草などを徐に撮影していると
自然の移り変わりゆく様がよく見えてきます。

田植えも終わって稲の緑がどこも濃くなってきていました。

ガマ
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ハキダメギク
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アカバナユウゲショウ
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シロツメクサ
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ホトケノザとノゲシ
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イヌホオズキ
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シラサギ
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親海湿原と姫川源流 [白馬村]

白馬村では山に登らなくても
花の楽しめる場所がいくつもあります。

その中で最もよく訪れているのが親海湿原と姫川源流。

4月中下旬にはフクジュソウやアズマイチゲを楽しみ
5月初めはスミレの仲間やキクザキイチゲとニリンソウなど。
5月中下旬ではミツガシワ。
6月中旬にはカキツバタとサワオグルマ。
夏になればコオニユリやコバギボウシ
サワギキョウなども楽しめます。
どの季節に訪れても何かしら花が咲いているので
花好きにとってはありがたい場所なんですね。

ただ最近は全体的に花の数が減ってきているのが気になるところ。
笹の侵入も影響しているようです。

もう一つ気になるのは周囲に植栽で
いろんなものを植えているのを目にすること。

今回もオオヤマレンゲが何本も植えられているのを目にした。
公園に植えるのならともかく
自然観察を売り物にしてきた場所であるだけに
いただけない。

さて6月15日に親海湿原と姫川源流に咲いていた花を
紹介しましょう。

カキツバタ
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サワオグルマ
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トキソウ
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ヤナギトラノオ
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アヤメ
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サイハイラン
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コマユミ
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オオヤマフスマ
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もう一つ気になる話。
姫川源流では春から秋まで見事に咲くバイカモの花が見られたのに
3年前から消えてしまいました。
大雨で流されたようなのですが
一時的に復活の兆しがあったのに
今では全く見られなくなってしまいました。

散策しているときにたまたま話しかけたご婦人が
すぐ近くにお住まいの方でこの場所の保護管理活動をされている方だったので
バイカモの件を尋ねてみると
原因ははっきりしていないようで学者さんに調査依頼をされているとの
ことでした。

バイカモに限らず親海湿原一面に広がっていたミツガシワの群生も
見られなくなったしカキツバタの広がりも少なくなって
いささか寂しい思いをしているところです。


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大好きな白馬村 朝の光景 [白馬村]

コロナ禍の影響で以前と比べると
白馬村に出かける回数は減っていますが
それでも季節を変えて年に何度も訪れています。

花の素晴らしさ山の素晴らしさはもちろんのこと
温泉もいいですから。

朝は天気が良ければ白馬三山を絡めた写真を撮るのが常。
山が見えない時は田んぼ周辺の早朝散策。
朝露を纏った野草たちの表情もまた格別なのです。

田植えの季節はやっぱりこんな田園風景が一番好き。
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もう少し苗が若ければ田んぼに白馬三山がくっきり写ります。

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面白いのは田んぼ周辺にイブキジャコウソウが咲いていること。
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イブキジャコウソウは高山植物のイメージが強いですが
実際には山麓から高山まで垂直分布の広い植物なんです。
白馬村に向かう途中の河原にも生えているのを知っています。


そして白馬村に来るとなぜかいつも撮影しているフランスギク。
他の場所で見てもほとんど見向きもしないのに
なぜか白馬村で見ると撮影したくなります。
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田んぼの脇にはこんな野草も咲いています。
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スズサイコです。

この周辺では9月になるとオオシラヒゲソウも咲くと聞いたら
驚かれるでしょうか。


私にとっては魅力いっぱいの白馬村です。


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猿倉から白馬尻トレッキング [白馬村]

白馬岳の登山口である猿倉は
シーズンになると大変な人が訪れますが
6月中旬は花好きのカメラマンか地元の山菜採りの人くらいしか
見かけません。

私がお気に入りで毎年のように訪れているのは
花がいいことと人が少ないこと。

毎年同じ時期に訪れていても花の状態は違うし
見どころも毎年変わります。
だから面白いんですね。

オオサクラソウとシラネアオイは既に紹介しましたので
その他の花を紹介しましょう。

キヌガサソウ
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大輪の花を咲かせるので迫力もありますが
とても美しいですね。

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花(萼片)の数と葉の数が一致しているので
そんなところを確認してみるのも面白いものです。
この日はこれまで見た中では新記録の12枚のものがありました。
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ミヤマキスミレ
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オオバキスミレの高山型で
3枚の葉が輪生するのが特徴です。

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サンカヨウ
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ニリンソウ
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ルイヨウボタン
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フキノトウ
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白馬尻では春が訪れたばかりなので
こんな光景が見られます。

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目覚めたばかりの
サンカヨウとエンレイソウ
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ズダヤクシュ
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オオバミゾホオズキ
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ノビネチドリ
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イワカガミ
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ニョイスミレ
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ミヤマカラマツ咲き始め
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エンレイソウとニリンソウ
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ギンリョウソウ
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撮影した花はまだありますが
見られた主な花ということで
この辺でおしまいにします。


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シラネアオイ [白馬村]

オオサクラソウと同様に
白馬尻で楽しみな花がシラネアオイ。

日本だけに自生する一属一種の固有種。
ヒマラヤの青いケシよりずっとずっといい花だと
個人的には思ってます。

もし花好きの外国人が日本を訪れたなら
シラネアオイを紹介してあげれば絶対に喜んでもらえるはずです。

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いやはや本当に美しい花ですね。


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オオサクラソウ [白馬村]

八方尾根で愛らしいユキワリソウを見た翌日は
白馬岳の登山口である猿倉から白馬尻までのトレッキング。
1時間ほどの行程が花を見て撮影しながらだと
2時間以上は裕にかかる。

白馬尻に着くと気になるのが雪渓の量。
今年はどのくらいあるのだろうと気にするのは
雪渓の量によって周囲の雪解けのタイミングも変わってくるので
花の咲くタイミングもズレるから。

昨年は降雪量が少なかったために
見たこともないほど雪渓が少なかった。
すでに大きなクレパスが口を開けていて
お目当ての花の様子を確認することすらできなかった。

それに比べると今年は雪渓が多い。
八方池も雪解け前だったことを思うと
例年以上の降雪量だったのだろう。

小屋の前から見る大雪渓
(昨年と今年はコロナの影響で小屋は立てられていません)
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白馬尻手前の様子
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お目当ての花というのはオオサクラソウ。
3年前の大群生程ではなかったが
それでもよく咲いていてくれた。
花の状態もベスト。

クリックして是非大画面で見て下さい
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ユキワリソウと同じサクラソウ科の仲間でも
オオサクラソウはダイナミックで迫力がありますね。
なにより美しい。

今年も満足できました。


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クモマスミレとミヤマナガハシスミレ他 [八方尾根]

6月中旬の八方尾根で
ミヤマアズマギクとユキワリソウ以外で楽しみにしている花が
クモマスミレとミヤマナガハシスミレ。

スミレ好きの私にとってはどうしても見ておきたいスミレ。
但し咲く場所が限られているので
花数や咲き具合が心配なのです。

期待通りとまではいかなくても
とりあえずどちらも新鮮な花を見ることが出来て満足。

クモマスミレ
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ミヤマナガハシスミレ
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ではその他の花を少しだけ並べてみたいと思います。

ノビネチドリ
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ムラサキヤシオ
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タテヤマリンドウ
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ミヤマタネツケバナ
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ウメハタザオ
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コタヌキラン
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イワカガミ
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チャボゼキショウ
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ハイマツ
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最期に
八方尾根固有のハッポウウスユキソウ
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花の種類が少ないとは言いつつも
色々楽しめる6月中旬の八方尾根でした。

次は7月中旬あたりに行けたら登ろうと思っています。
その時は八方池より上まで登ります。


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初夏の八方尾根 ミヤマアズマギクとユキワリソウ [八方尾根]

毎年6月中旬に登っている八方尾根。

咲き出したばかりの高山植物の美しさと
残雪の山々の壮大な景観は
何度登っても飽きることがない。

6月中旬と言えば梅雨の真っただ中。
天気が心配されるこの時期。
雨ではつまらないし
仮に雨が降らなくても雲の多い季節。
できれば晴れて白馬三山や五竜岳の雄姿を
思う存分眺めたいもの。

今回は散策中に雨は降らなかったものの
雲が多く白馬三山が望めたのはほんの一瞬。
最期のリフトを降りて八方池山荘の裏手から5分間だけ姿を見せてくれた。

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たった5分だけでもこの光景が見られたのは
ラッキー。

6月中旬の八方尾根に咲く花のメインは
ミヤマアズマギクとユキワリソウ。
どちらも雪解けと共に真っ先に花を咲かせるので
いい状態の花を見るならこの時期がベスト。
特にミヤマアズマギクは尾根上に咲くので
八方尾根らしい背景の抜けた写真を撮りたいもの。

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雲が湧いてきて背景に変化が出たのは
かえって良かったかも。

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雪が残る様子を背景に取り入れるのも面白い。

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雲が出てきた時はプラス補正をして
花をハイキーに撮影するのも面白い。

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背景が抜けない時は
咲いている環境を見せてあげた方が
高山植物らしさが出て好きだ。

ユキワリソウもこの時期が一番花の状態がいい。
リフトの下などは大群生していてそこで撮りたい衝動に駆られるほど。

いたるところに咲いているがフォトジェニックな場面は
意外と少ない。
したがって綺麗な花を見つけて接写をすることが多くなる。
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同じ接写でも
タテヤマリンドウが一緒に写っていると
華やかさが増す。
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綺麗な花があれば花だけのアップも。
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天気は時々晴れ間が覗き山がちらっと見えたりもする天気。
そんな瞬間を見逃さないように撮影。
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八方池はまだ雪解けが始まったところ。
この時期としては遅い方だろう。
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八方池周辺にはユキワリソウがよく咲いていた。
せっかくなので山が見えるタイミングを見計らってあれこれ撮影。
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近くにエチゴキジムシロも咲いていたので
同じように撮影。
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この時期に咲く花の種類は少なくても
咲き出したばかりの新鮮な花と
残雪の山の景観が楽しめるので
ほとんど毎年登ってます。

明日はクモマスミレなど他の花を紹介予定。



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レンゲツツジとスズランなど [カヤノ平]

カヤノ平シリーズは今回で最後。

入り口付近にレンゲツツジがよく咲いていました。
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スズラン
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ナナカマド
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ウワミズザクラ
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写真としてはまだありますが
これで終わりにしたいと思います。

カヤノ平の魅力が伝われば幸いです。


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