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ユキノシタ [身近な野草]

ユキノシタは雪の下と書く。

冬でも雪の下で葉が枯れないからという説もあれば
白い花を雪に見立てその下に緑の葉が見えるのを表現したという説もあるし
垂れ下がった花弁を雪の舌に例えたという説もあると
図鑑の解説で知ったところ。

植物の名前の由来はなんだかよく分からないものが多い。

ともあれユキノシタは6月に湿った岩の上などに生えているのを
よく目にする。
ダイモンジソウやジンジソウも同じ仲間で
どれも均整の取れた美しい花を咲かせる。

よく見る割に撮影することが少ないのは
岩の上だったり用水路の脇など撮影しにくい場所で見ることが多いから。

今回は老木の陰に隠れるように咲いていて
同じ目線で撮影できる場所だった。

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愛を込めてツルアリドオシ [身近な野草]

ささゆりの咲く時期に
薄暗い林内に入ると大抵ツルアリドオシを見かける。

苔が生えるような岩場のような場所であったり
樹木の根回りのような場所であることが多い。
小さな白い花が二つ並んで咲いていてとても愛らしい。

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見かければ撮影するが
雄しべも雌しべも白なので花の表情や
質感を出すのが難しい。

今回は花冠の内側には白い毛が生えているので
そんな様子も含めできるだけ分かるようにと
撮影を心掛けてみた。

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接写をしてみると
肉眼で見ているより詳細がはっきり見えてくる。
そんなところも撮影の楽しみなんだね。


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アカザとシロザ [身近な野草]

アカザとシロザは極めてよく似ていますが
若い頃だけは一目で区別できます。

頭頂の若葉が紅紫色になるのがアカザで
白くなるのがシロザ。

この紅い色や白い色は粉状のものが付いていて
こすったり洗うと取れてきます。

アカザ
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シロザ
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シロザが母種でアカザがその変種ということですが
しいて違いを上げるとするなら
アカザの方が葉が大きい傾向にあるようです。
成長してくるとどちらだか分からなくなるので
私は全部アカザとしています。

ではこれはアカザなのかシロザなのか?
IMG_2235.jpg

うっすら赤みがかっているのでアカザとしたいところですが
微妙ですね。
葉の鋸歯が大きいのでアカザなのかなあと。
まあ紛らわしいものは他の植物でも多いですからね。

こんなことも植物の楽しみ方かもしれませんね。


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庭のドクダミが咲き始め [身近な野草]

庭の隅に勝手に生えてきているドクダミが咲き始めました。

世間的には嫌われる野草ですが
我が家にとっては花を楽しみ
お茶も楽しむ有益な野草。

どんなものでもそうですが
どう捉えるかによって人生も変わります。
嫌な奴と思えば嫌な世界が広がり
親しみのあるいい奴と思えば
平和で穏やかな世界が広がります。

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全体の7~8割に花が咲いたら
茎から刈り取ってお茶にするために
軒下に干します。

我が家で飲んでいるお茶は
このドクダミ茶とスギナ茶がメイン。
どちらも自宅の庭に生えるもので作るので
安心安全なんですね。


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畑のカラスビシャク [身近な野草]

畑に生える草は厄介なものとして
邪魔者扱いにされることが多いのですが
私がやっている自然農では草は大切なパートナー。

そもそも草が生える環境があるからこそ土が肥えて
野菜が育つステージが出来る訳です。

一般的には畑は耕すものであって
耕さなければ野菜が出来ないと思われています。

ところがこれが全くの錯覚で
耕す行為によって土は固くなり
有機物を分解して養分を蓄えてくれる微生物たちの住処を破壊してしまいます。
耕せば最初は空気が入ってフカフカした土になるように思われますが
そのままにしておくとやがて固くなってしまいます。
だから耕す行為と肥料をやる行為を繰り返すことになります。

草を生やしそのままにしておくと
草の根が広がってやがて朽ちると根の生えていた部分に空洞ができます。
根を分解してくれるのが微生物たちの役目。
だから草は刈り取っても根は抜かないというのが自然農の基本。

草が生えても刈り取って畝に敷いていけば
次に生えてくる草を抑えるだけでなく
朽ちれば養分に変わります。

だから肥料をやる必要もないし耕す必要もないのです。
自然農の野菜が美味しいと言われるのは
野菜が自然に近い形で育つので野菜本来の持つ旨味が凝縮されると言われています。
肥料を与えて強引に育てるのとは味が違うというのは頷けるところ。

そんな風にして自然農を始めて今年で8年目の畑では
いろんな草が生えています。
世間的には草と言いますが私はやっぱり野草と呼びたいところ。

今日は畑の作業が一段落しているので
畑に生えている野草をいろいろ撮ってみました。

その中から今日はカラスビシャク。

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ここまで育つまでそのままにしておくことは少なく
刈り取ってしまうことが多いのですが
この一角だけは撮影するために刈らずに残しておいたものです。

高さは20㎝ほど。
蛇を連想させる姿ですが
愛嬌のある好きな野草です。


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道端を切り取る [身近な野草]

長野、群馬、新潟を巡って
好きな野草を見に出かけたのはもう2週間も前のこと。

自宅周辺では見られないスミレの仲間や
日本海側の雪の多い地方に咲く花は花も美しいし
景観もいい。
わざわざ出かけなければ見られない花がほとんどなので
そんな花たちを目の前にした時は舞い上がるほど嬉しいもの。

帰宅後撮影してきた写真を振り返っていると
シャッターを押したときの状況が鮮明に蘇ってくる。
20年前の写真でも同じように蘇ってくるのは
それだけ野草に対する思い入れが強いからかもしれない。

咲いている花を見た時の感動が
そのまま写真に写し込まれているような気もしてくる。

野草の写真は感動がないといい写真は撮れないというのが
私の持論。
咲いている花を見て、わあ綺麗だなあと思った感動がいい写真に繋がる。
いい写真とは技術的なものではなくその人の想いが入っている写真。
もちろん技術に裏付けがあることに越した事はないが
技術によって花のいい写真が撮れる訳ではないことは確か。

そんな観点からすれば
野草写真の被写体は何でもいい。
珍しい花でなくてもありふれた雑草と言われるものであっても
撮る人が感動しながら撮影したものであれば
立派な作品になる。

私が身近な野草を好んで撮影するのも
美しいと感じるから。
遠くに遠征して見る野草と同じレベルで比較はできないかもしれないが
撮る時の想いはなんら変わりはない。

昔コマクサとホトケノザとどちらが尊い植物かというコラムを書いたことがあるが
その結論は同等。
命に差別はないというのが私の想い。

遠征以後遠出はしていないが身近な野草を撮って楽しんでいる。

昨日は田んぼ周辺の野草を切り取ってみた。
ありふれたつまらない野草と思えばつまらない野草に映るが
どの野草も同じ命を育む尊い植物と見れば
それぞれの命の躍動が見えてくる。

そして美しいなあと感動する。
雪国に咲く野草と何ら変わりはない。

カラスノエンドウ
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カラスノエンドウとハハコグサ
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ハハコグサ
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スイバとハルジオンなど
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スイバ
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オヤブジラミ
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トウバナ
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それぞれのタンポポ [身近な野草]

一口にタンポポと言っても種類は色々。

最もよく見られるのが全国に広がっているセイヨウタンポポ。
日本古来のタンポポも色々あって
私の住む東海地方ではトウカイタンポポ、
関西にはカンサイタンポポがあって
関東ではカントウタンポポ。
そして北日本に多いエゾタンポポなど。
さらに西日本に多いシロバナタンポポも。

見分けは総苞が反り返っているかいないかが大きな識別ポイント。
反り返っていればセイヨウタンポポで
反り返っていなければ日本古来の在来タンポポだが
カンサイタンポポやトウカイタンポポやカントウタンポポをどう見分けるかは
なかなか専門的で難しいところ。
総苞片の作りであったり突起があるのかないのかなど
図鑑には解説が載っているので関心のある人は図鑑やネット検索で
確認してくださいね。

今日ここで紹介するのは自宅周辺で見られる3種。
トウカイタンポポとセイヨウタンポポとシロバナタンポポ。

セイヨウタンポポ
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総苞片が反り返るので分かりやすいが
花が大きく舌状花の数が多いので
丸く大きな感じのものが多くゴージャス感がある。


トウカイタンポポ
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総苞片が反り返らないのと
セイヨウタンポポと比べると舌状花が少なく華奢な感じがする。


シロバナタンポポ
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花が白いので説明はいらないですね。
私の住む愛知県の西三河地方では少なく
時々見かける程度なので珍しい部類に入る。


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マツバウンラン 白花も [身近な野草]

ここ20年くらいの間に急速に増えた帰化植物のマツバウンラン。

道端や堤防などが紫色に染まる光景が随所で見られます。

とかく帰化植物はとやかく言われますが
爽やかな花なので個人的には心地よい印象を持っています。

今日たまたま通った道沿いにも紫の帯が出来ていて
見事だなあと思っていたら白い塊が目に入ったので車を停めて確認してみました。

案の定マツバウンランの白花でした。
ややピークを過ぎていましたが初めて見るものでしたので
撮影してきました。

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白花
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畑に咲くカラスノエンドウ [身近な野草]

今日は午前中は田んぼの作業で
午後からは畑の作業。

つまり農作業の一日でした。

でも畑の畝に生えるカラスノエンドウに西日が当たって
いい感じに輝いていたので
刈り取る前に撮影しておこうとカメラを向けました。

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道端で見るカラスノエンドウも綺麗ですが
自分の畑に咲くカラスノエンドウはまた一段と綺麗。
欲目かもしれませんが。


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キランソウとタチキランソウ [身近な野草]

キランソウに似た花にタチキランソウというのがある。

初めて知ったのはもう20年以上前のことだが
知らない頃は色が濃く少し大きめのメリハリの利いたキランソウがあると思っていた。

識別は花冠の上唇が大きく二裂することで
キランソウの上唇は小さくて僅かに二裂している程度。

実際に花を見ればかなり違うことに気づくはずだが
知らないと気づかずにいることもあるかもしれない。

キランソウ
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タチキランソウ
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名前のように少し立ち上がる傾向も強い。

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写真のタチキランソウは特に特徴が顕著なので
間違えることもないが
中にはキランソウ同様に地に張りつくように咲いているものもあるので
そんな時は上唇を見てみれば結論が出るはず。

写真に撮るにはタチキランソウの方が華やかさがあっていい。


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