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イナモリソウ [ときめきの野草]

山地の木陰に生えるイナモリソウを見かけるのはそれほど多くない。
希少種の特別な花という訳ではないが
自生する場所を知らないと見かける頻度は少なくなる。

たまたま歩いていたらイナモリソウが咲いていたという経験は
これまでに4、5回くらいだろうか。

今回見てきたイナモリソウは友人に教えてもらった場所。
ここ数年は毎年観察していてもいい状態で見られるかどうかは
タイミング次第。

少し前に咲き出している情報があったのでそろそろいい頃かもと
思って出かけてきた。

感想からすればちょっと遅かった印象。
花の傷んだものが目立ちいい状態のものは少なかった。
少し前に土砂降りの雨が降ったことも影響しているのかもしれない。

すぐ近くならベストのタイミングを逃すこともないだろうが
遠い場所では一か八かの訪問となる。

それでもそこそこいい状態の花も咲いていたので
そんな花を選んで撮影してきた。

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花の大きさは2㎝程。
淡い紅紫色の花が愛らしい。
花冠の縁が波打っているのも魅力的。
濃い緑の卵形の葉とのバランスもいい。

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陽射しが強くしっとりとした写真にはならなかったが
こんな時は逆手にとって
強いコントラストを意識した写真にするといい。
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ささゆり色々 [ときめきの野草]

野草の名前を表記する時
カタカナで書くことが多いのですが
ササユリだけはささゆりと平仮名で表記したくなります。

その訳はささゆりの花から
日本的な美しさや奥ゆかしさを感じているから。
ユリ科の花は数多くありますが
日本人の美的センスに一番マッチするのがささゆりではないかと
思っています。

まあ個人の見解なので押し付けることはできませんが
ささゆりの花を見ると
美しいだけでなく麗しくて奥ゆかしい花だなあと
いつも思うのです。

今日はそろそろだろうと思ってささゆりを見てきました。
ちょうどいいタイミングだったようです。

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クルマムグラとタニギキョウ

クルマムグラもタニギキョウも
山地の林内に生える野草。

どちらも白い花なので目立つわけではないが
それぞれ趣のある花を咲かせる。

両者は同じ日に同じ場所で見かけたもの。

小さくてもそれぞれの世界観があって
その個性に惹きつけられる。

クルマムグラ
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タニギキョウ
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華やかで目立つ花もいいが
こんな山地にひっそりと咲く花もいい。


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いろんな思いでミヤマハコベを [ときめきの野草]

どんな野草でも
綺麗に見える時とそうでない時がある。

その日最初に見た花は新鮮で綺麗に見えることが多い。
ところがその後いくらでも咲いていると
また咲いているという感覚からあまり注目しなくなることが多い。
それがどんなに珍しい花であっても
最初のような新鮮な感覚は失われ
もっと綺麗なもっといい条件のものを探し始める。

これがいいとか悪いとかではなく
人の感覚は慣れてくると新鮮さが薄れるもの。
そしてこっちは綺麗だがあっちは綺麗でないと比較をし始める。

野草の撮影をする時は大抵誰もがそんな感じではないだろうか。

最初の新鮮な感覚をずっと持ち続けられたら
もっといい写真が撮れるのではないかと思うが
どうだろう?

ミヤマハコベが沢沿いに咲いているのを見つけた。
ぱらぱらと咲いている状態だったので
接写をすることに。
その後大きな塊で群生している場面に出会った。
今度は接写ではなく群生している様子を撮ることに。

そしてその後もいろんなところで
ミヤマハコベに出会うことに。

そうするといろんなアングルで撮りたくなるし
背景の処理の仕方もいろいろやってみたくなる。

最初の新鮮な感覚は無くなり
あれこれ思考を巡らせて
ああでもないこうでもないといろんな撮り方を試してみることに。

そんな中から自分の気に入る写真が撮れれば
理屈抜きに嬉しいもの。

そんな風にしてある山の中でミヤマハコベを撮影。
どの写真がどんな思いだったかは
想像に任せます。

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こんな風にして
いろんな思いの中で野草の撮影をします。
これがまた楽しい行為なのです。


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絶品ヤマシャクヤク [ときめきの野草]

ヤマシャクヤクが咲く時期はもう過ぎていると思ったのに
綺麗な状態で出迎えてくれました。

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こんな出会いも嬉しいものです。
別にヤマシャクヤクの花が見たくて散策していた訳ではなく
林の中に入れば何か咲いているだろうとの好奇心から。

しかもこれまで見た中でも
かなり上位にランクされる絶品のヤマシャクヤク。
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近くには花も終わって実になりかけているものばかりだったのに。



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コミヤマカタバミとミヤマスミレ [南アルプス林道]

南アルプス林道で最も目立つ花は
コミヤマカタバミとミヤマスミレかもしれない。

特にバスを降りた歌宿周辺では
その両者が林床を埋めるように咲いている。

ところがコミヤマカタバミの花は日が当たらないと開かない。
早くても午前10時を過ぎないと開いてくれない。
したがってそれより早い時間帯の散策では
開く前のすぼんだ状態を見ることになる。

何度も訪れていてもいつも同じ時間帯の散策しかしていないので
コミヤマカタバミが群生する様子を撮ったことは一度もない。

ミヤマスミレの赤紫色の花とコミヤマカタバミの白い花が
入り混じった様子は素晴らしい風景になるはずだが
いつも想像するだけで終わっている。

そんな場面は撮影できなくても
林道を下りながらなんとか見つけた
コミヤマカタバミとミヤマスミレのコラボ写真。
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私のイメージの中では素晴らしい光景が広がっているが
まだ現実のものとなっていないのはちょっぴり残念。

コミヤマカタバミの魅力は
花弁の基部に黄色い斑が入ることと
赤紫の筋。
ミヤマカタバミと比べると色彩的な美しさだけでなく
洗練された品の良さも感じている。
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そしてミヤマスミレ
苔むした中に咲く様子は何とも言えない。
艶のある花弁も魅力的
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シナノコザクラとホテイランを見るのがメインの
林道歩きなので
いつもこんな感じになっている。


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久しぶりのルイヨウショウマ [南アルプス林道]

思い出したように時々観察する
ルイヨウショウマ。

直近の観察では5年前。
その前となると恐らく10年以上前。
その前は15年くらい前だろうか。

そのほとんどはポツンと咲いているのに出会ったもの。

だから私にとっては思いがけない出会いばかり。

今回も林道歩きをしながらふと土手を見上げたら
そこに咲いていたもの。

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何度か同じ時期に歩いている林道でも
ルイヨウショウマを見たのは今回が初めて。

いつもの場所に咲く花を見るのも
もちろん楽しいが
こんな思わぬ出会いの方がトキメキが大きい。

ルイヨウショウマに次に出会うのは
また5年後だろうか?


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ホテイラン [南アルプス林道]

南アルプス林道でシナノコザクラとセットで見たい花が
ホテイラン。

ホテイランは極めてレアな花ではないにしても
限られた場所でしか見られない貴重なランの仲間。

今回はいつもの場所以外でも見つけて
気分よく撮影できました。

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ホテイランは撮影の難しい花。
なぜ難しいかというと花の個性が強く魅力的なので
花にしか目線がいかず周囲の状況や環境を取り入れた写真になりにくいから。

どうしても花のアップの写真が多くなり
野草写真としての魅力的な写真にはなりにくいのです。

まあ咲いている場所も半日陰の林の中なので
天気のいい日は日向と影のコントラストが強くなって
しっとりとした写真にはなりにくいですからね。

今回も天気は快晴。
ちょっと撮影には苦労する条件でしたが
なかなか出会えない貴重なランなので
限られた条件の中で精一杯撮ってきました。

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最もいい感じで咲いていたのがこれ
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2輪が仲良く咲いていて花の状態もよかったので
あれこれ撮影してみました。

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写真の出来はともかくとして
貴重な花に出会えるのはやっぱり嬉しいですね。


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久しぶりのシナノコザクラ [南アルプス林道]

久しぶりに南アルプス林道に咲くシナノコザクラを見てきました。
もちろんお目当てはシナコザクラだけではありませんが。

仙流荘前からバスに乗って歌宿で下車。
後は林道を下りながらの花散策。
楽ちんのようでもコースが長いので
結構足に来ます。

何度か訪れているので凡そどこに何が咲くか分かっているつもりでしたが
今回は思わぬところにも咲くことを知って
なんだか得をしたような気分。

さてシナノコザクラ。
イワザクラの変種でやや小ぶりな印象。
細かい違いは検索すれば出てきますので関心のある人は
調べてみて下さい。

情報ではややピーク過ぎとのことで心配しましたが
綺麗なシナノコザクラがあちこちで咲いていました。

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アカザとシロザ [身近な野草]

アカザとシロザは極めてよく似ていますが
若い頃だけは一目で区別できます。

頭頂の若葉が紅紫色になるのがアカザで
白くなるのがシロザ。

この紅い色や白い色は粉状のものが付いていて
こすったり洗うと取れてきます。

アカザ
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シロザ
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シロザが母種でアカザがその変種ということですが
しいて違いを上げるとするなら
アカザの方が葉が大きい傾向にあるようです。
成長してくるとどちらだか分からなくなるので
私は全部アカザとしています。

ではこれはアカザなのかシロザなのか?
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うっすら赤みがかっているのでアカザとしたいところですが
微妙ですね。
葉の鋸歯が大きいのでアカザなのかなあと。
まあ紛らわしいものは他の植物でも多いですからね。

こんなことも植物の楽しみ方かもしれませんね。


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