風を撮る

矢作川の堤防に咲くノアザミとヒメジョオンを撮ろうと思っても
風が強くて撮影にならない。

普段ならあきらめてしまうところなんですが
この日は違いました。

チガヤも生えているので風になびく姿を写してみようと。






いかがでしょう？
風の強さが分かりますよね。

初めに撮ってみたいと思ったのは
ノアザミとヒメジョオンだったのに
写真を見るとチガヤのおかげで風の表情が見えてきます。


固定観念やこうあるべきだという思い込みを捨てて
いまにくつろぐとリアルなものが見えてきます。


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白花のアカバナユウゲショウ

白花のアカバナユウゲショウって言い方、
なんか変じゃないですか？

じゃあアカバナユウゲショウの白花は？

同じですね。

そもそもアカバナユウゲショウという名前なんだから
その白花なら
シロバナユウゲショウって言った方が分かりやすいですよね。

でもシロバナユウゲショウという名の野草はなく
あくまでもアカバナユウゲショウの白花としなきゃいけないんですよね。

まあいっか。

と思いながら調べてみると私と同じように悩んでいる人が何人もいて
『僕はシロバナユウゲショウと呼んでいる』
と書いてる人を見て思わず笑っちゃいました。

この時期矢作川に出かけると毎年見ている
白花のアカバナユウゲショウです。



同じ場所で撮影したアカバナユウゲショウ






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シロバナユウゲショウという呼び名に賛同していただける方は
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移動するネジバナ？

矢作川に咲くネジバナを見てきました。

どうも今年はいつもの場所にネジバナが全く見つからず
どうしたものかとうろうろ。

何年か前にも同じようなことがあって
翌年大移動したのを見たことがあるので
ひょっとしたら同じかもしれないと思った次第。

来年近くの別の場所で群れて咲くところが出現すれば
ネジバナの移動説を確信するところなんですが。

で、今日は僅かに数ヶ所で見ただけでした。

ということで写真は1枚きり。
されど1枚です。


2019/06/17　Canon5DⅡ　Canon　EF70-200㎜　F4


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カワラマツバ

矢作川に咲くカワラマツバが花盛りになってきました。

草の中に溶け込むように咲いているので
目立たないのですが
淡いクリーム色の小さな花を密に付け初夏の風に揺れています。



ヘラオオバコやホソムギなどの枯れた草と一緒に生えて
混沌とした風景ですが、
私はこの中に植物たちの調和を見ます。

共存共栄の世界は美しいですね。



何気ない草むらの中に大きな宇宙が広がっていると
いつも思います。


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ハナハマセンブリ

そろそろ咲いているかなと思って
矢作川を覗いてみました。

咲いてました。

ハナハマセンブリはまだ近年に入ってきた帰化植物ですので
植物図鑑にはほとんど載ってない野草です。

でも私は20年以上前から矢作川で観察しています。

帰化植物といえども花が可愛いので
ついつい撮りたくなる野草です。















草むらに咲いているので
いい写真は撮れませんが花期はまだまだこれから。
ネジバナとセットでもう一度撮影してこようと思っています。

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ウツボグサ

雨の降る日が多くなりました。

梅雨だから当然と言えば当然ですが
湿度の高いじめっとした日はなんとなく
気持ちも塞ぎがちになるものです。

でも気持ちを切り替えて
梅雨と向き合ってみるのもいいかもしれません。

雨が降れば雨の降る様子を眺めてみましょう。
しとしと降る雨もあれば、雷を伴って激しく降る雨もあります。
雨にもいろんな表情があります。

その雨が大地を濡らし草木に潤いを与えています。
畑をやっていると雨が降るたびに草が伸びる様子が見てとれます。

雨が降り続けば晴れてほしいと思うし
日照りが続けば雨が降ってほしいと思うのが人の常。

でも自然現象は流れの中で起こるべくして起きていること。
一喜一憂することなく流れのままに身を任せ
雨が降れば雨を眺めてみる。

そんな気持ちでいられるといいですね。

梅雨時に咲くウツボグサ。
雨に濡れると紫が一層映えます。

田植えの季節によく似合う花だと思っています。










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シソバタツナミのイメージ

シソバタツナミとの出会いは
いつも濡れた状態で出会うことが多い。

湿り気のある場所に生える野草なので
その確率は高いともいえるが、
雨上がりであったり、朝早く露に濡れる状態で出会うことが多く、
私の中ではシソバタツナミは濡れた状態が美しいという
定義が出来上がってしまっている。

この日も小雨の降る天気。
時々上がってはまたぱらぱらと降ってくるような天気だった。



葉は黒紫色の斑が入るものとそうでないものがあるが
個人的なイメージでは斑が入った方がしっくりくる。







野草に対するイメージも
どこで出会いどんな花を見たかで決まってきます。
でもそんなイメージを持ち運ばないで
無垢の状態で接したいといつも思っているのですが。


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イチヤクソウ

一薬草と言われるくらいですから
薬効がある野草であることが分かります。

ではどんな薬効があるのでしょうか？

調べてみました。

強心、血圧の降圧、抗菌、利尿作用、
打撲、切り傷等々いっぱい出てきました。

利用の仕方は色々あるようですが、
全草を乾燥させるのが一般的なようです。

でも利用していたのは昔のこと。
今ではイチヤクソウ自体が少なく
都道府県によっては絶滅危惧種にも指定されているところもあるくらいです。

そんなイチヤクソウですので
花を静かに楽しむというのがいいですね。












少し湾曲した花柱が飛び出している様子が
なんともユーモラスでもあります。

小雨がぱらつく天気でしたが
かえってそれがいい雰囲気になったような気がします。


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ヤマボウシ

樹全体が白い花で覆われてしまうほど
花をつけるヤマボウシ。

この時期あちこちで見かける光景ですが
とても爽やかで美しい花ですね。



実際には白いのは総苞片と呼ばれるもので
花は真ん中の緑のもの。

そんなこと言われたって、誰が見ても白い花に見えるんだから
それでいいと勝手に思っています。

花も素敵ですが私にとっては実も魅力的。
熟したサッカーボールのような紅い実は
そのまま食べても甘くて美味しいし、
ジャムにもできるし果実酒もいい味になります。

但し実の生るベストなタイミングで出かけたことが少ないのが
少々残念なところ。
実は9月中下旬が最盛期なんですよ。






撮影は愛知県民の森
撮影日は6月9日。
流れもあっていいロケーションでした。


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佇まいが美しいシライトソウ

やや日陰の湿ったような場所に生えるシライトソウ。

華やかさのある野草ではありませんが
静かな佇まいにこころ惹かれます。

今年はシライトソウとの出会いがなかっただけに
この出会いが嬉しかったですね。













群れて咲くのもいいし
ぽつんと咲くのもいい野草です。

花の美しさと言うより
やっぱり全体の佇まいに惹かれるシライトソウです。


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