アオノツガザクラの果実

まあ高山植物に興味がなければ、
こんな姿の実に関心を示すこともないでしょうけれど、
積極的に関わってみると面白いものです。

ただ単に面白いというだけでなく
とても美しさを感じます。


2017/09/09　北岳　NikonD810　SIGMA　50㎜マクロ　F2.8

さて何でしょう？
と毎年やってる木の実・草の実クイズにすればいいのですが、
タイトルに書いてしまったのでクイズではありません。

アオノツガザクラの果実なんですね。
葉がそのまま残っているので、ピンとくる方もいらっしゃるかもしれません。
ツツジ科の常緑矮性低木なので葉が緑のままです。


2017/09/09　北岳　NikonD810　SIGMA　50㎜マクロ　F2.8

花の時はうつむき加減に咲いていますが、
花が終わると花柄が伸びて直立し、
果実が上を向くようになります。

とっても綺麗ですね。
えっ！綺麗に見えない！？

いいんです。
まあ、私が綺麗に見えてるということを知ってもらえれば。

花は比較的あちこちの山で見る機会がありますが、
こんな果実となると、意識してないと見えてこないものです。
それだけに新鮮な美しさも感じます。
タイミングもありますしね。

花がよく分からないという方もいらっしゃるかもしれませんので
少し前に白馬岳で撮影したものも紹介しておきます。


2014/07/13　白馬岳　Canon5DⅡ　SIGMA　70㎜マクロ　F2.8

高山植物に限らずどんな植物でもそうですが、
花の美しさとは別に果実の美しいものも多いし、
芽生えの美しいもの、葉の紅葉の美しいもの、
枯れゆく過程が美しいものなど様々です。

その全てが植物たちの命の営みなんですね。

初秋の北岳には
まだまだはっとする美しい場面が
あちこちで展開していました。


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