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日向と日陰 ミスミソウ [撮影]

花の撮影をする時
天気や光に大きく左右されます。

どんなに美しい花が咲いていても
暗い場所であったりピーカン天気の陽ざしの強い中であったり
強風にさらされていたり大雨の時もある訳です。

花の理想の撮影条件というのは
花曇りと言われる薄雲が広がりながら明るい陽ざしが届く状態と言われますが
そんな状況はむしろ稀ですね。

昨日撮影に出かけたミスミソウ。
雲一つない風の強い日でした。

春とは言え陽ざしは強いので
まともに陽ざしを受けた中での撮影では
見た目の印象とは随分違うコントラストの強い写真となります。

それがこれ。
IMG_0613.jpg

どんなに綺麗に咲いていてもこの条件で
いい写真を撮るのは難しいですね。
コントラストが強すぎてなんだかごちゃごちゃの写真になっています。

それを日陰を作って撮ってみると
こんな感じになります。

IMG_0614.jpg

花の白飛びもなく
特徴ある緑の葉もすっきりして
花と葉の色のバランスも見違えるようによくなりました。

この時は一緒に撮影していた花友さんに影になってもらって
撮影していますが
たったこれだけのことで随分違う写真になります。

個人的には人の影では少し影が強すぎるかなと思いますが
影を作らないよりはずっといい訳です。
基本的にはあまり人工的な行為はしたくないのですが
ケースバイケースで今回の条件では影を作ることが
好ましかったと言えるでしょう。

では他に人がいないときはどうするか?

一般的には傘で光を遮る方法が取られています。
理想は白い傘。光を遮断するのではなく
透過光のような柔らかい光に替えてくれます。

私が時々とる方法は帽子を枝にさして
被写体が影になる位置に刺すのですが
あまり広い範囲を影にできないので小さな被写体に限られます。
ハンカチなども使い方次第では利用できます。

花の撮影は気象条件によって大きく左右されます。
一番は花の状態ですが
せっかくいい状態で咲いていても
条件によっては撮影にならない場合も多くあります。

その時の限られた条件の中で
いかに撮影できるかによって撮影技量が問われるわけですが
ほとんどは一期一会の中での撮影なので
ちょっとしたアイデアで写真が変わることを
知っているといいですね。

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