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畑のカラスビシャク [身近な野草]

畑に生える草は厄介なものとして
邪魔者扱いにされることが多いのですが
私がやっている自然農では草は大切なパートナー。

そもそも草が生える環境があるからこそ土が肥えて
野菜が育つステージが出来る訳です。

一般的には畑は耕すものであって
耕さなければ野菜が出来ないと思われています。

ところがこれが全くの錯覚で
耕す行為によって土は固くなり
有機物を分解して養分を蓄えてくれる微生物たちの住処を破壊してしまいます。
耕せば最初は空気が入ってフカフカした土になるように思われますが
そのままにしておくとやがて固くなってしまいます。
だから耕す行為と肥料をやる行為を繰り返すことになります。

草を生やしそのままにしておくと
草の根が広がってやがて朽ちると根の生えていた部分に空洞ができます。
根を分解してくれるのが微生物たちの役目。
だから草は刈り取っても根は抜かないというのが自然農の基本。

草が生えても刈り取って畝に敷いていけば
次に生えてくる草を抑えるだけでなく
朽ちれば養分に変わります。

だから肥料をやる必要もないし耕す必要もないのです。
自然農の野菜が美味しいと言われるのは
野菜が自然に近い形で育つので野菜本来の持つ旨味が凝縮されると言われています。
肥料を与えて強引に育てるのとは味が違うというのは頷けるところ。

そんな風にして自然農を始めて今年で8年目の畑では
いろんな草が生えています。
世間的には草と言いますが私はやっぱり野草と呼びたいところ。

今日は畑の作業が一段落しているので
畑に生えている野草をいろいろ撮ってみました。

その中から今日はカラスビシャク。

IMG_3618.jpg

ここまで育つまでそのままにしておくことは少なく
刈り取ってしまうことが多いのですが
この一角だけは撮影するために刈らずに残しておいたものです。

高さは20㎝ほど。
蛇を連想させる姿ですが
愛嬌のある好きな野草です。


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