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不思議なシモバシラ [ときめきの野草]

シモバシラは花の様子から名付けられたのではなく
枯れ始めた茎の根元に霜柱ができるから。

野草の名前は本来なら花の特徴を捉えた名前が多いのに
シモバシラのような名前は特殊ですね。

ではどうして霜柱ができるのでしょう?

不思議ですね。

その訳は茎が枯れ始めた頃に外気温が下がって氷点下になると
まだ生きている根が地中の水分を吸い上げて、
その水分が茎の割れ目から染み出して霜柱ができるということなんですね。
割れ目が大きくなると霜柱も大きくなるのですが、
地中も凍ってしまうと水を吸い上げれなくなるので
霜柱もできません。
そんな仕組みで霜柱ができます。

つまり寒くなる時期に茎が枯れ始めて、
まだ水分を吸い上げるだけの余力があって
茎が割れる植物に霜柱ができることになります。

その条件を満たす植物はシモバシラだけではありませんが、
シモバシラがその特徴をよく出しているということなんですね。

で、今回はその霜柱の様子ではなく(まだその季節ではありませんね)、
シモバシラの花です。

IMG_1898.jpg

シソ科らしい小さな花が集合して全体を形成していますが、
清楚でとても美しい花を咲かせます。

DSC_0484.jpg

蕊をよく見るとうっすらピンク色をしています。
じっと観察しているとドキドキしてきます。
そんな美しさですね。

DSC_0498.jpg


DSC_0492.jpg

群生する様子もなかなか壮観で見ごたえがあります。

IMG_1907.jpg


DSC_0518.jpg

中にはピンク色がかるものもあって
とても魅力的な野草です。

霜柱の様子はこの冬、撮影出来たら紹介したいと思います。


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霜柱のできる訳が理解できた人は
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