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レンンゲショウマの思い出 [ときめきの野草]

8月になると毎年のようにある山に出かけていました。

それはレンゲショウマに会いたかったから。

その山はそこそこ知られている山ですが
レンゲショウマの咲く時期に出かけても
ぱらぱらとしか人に合わずとても快適に花の散策ができる山でした。

しかもレンゲショウマは探さなくてもいくらでも咲いていて
比較的花期も長いので8月上旬から下旬までの間なら
いつ出かけても見られてお気に入りの山でした。
レンゲショウマだけでなく他の花も多彩でまさに花の山として
何度も訪れていました。

そんなお気に入りの山に出かけなくなって
もう10年以上が経ちます。
調べてみると最後に行ったのが2010年。
それ以後行かなくなった理由はもうお分かりですね。

花が無くなってしまったから。
レンゲショウマだけでなく他の花も。

原因はシカの食害。

写真を振り返ってみると
2006年はレンゲショウマをはじめ他の花も咲き乱れています。
そして2007年2008年は少し減少しているのが分かります。

2009年はお休みして2010年になると
あっとおどろく状況に変わっていました。

レンゲショウマがない!
他の花もない!
咲いているのはバイケイソウとマルバダケブキ。
鹿が食べない野草だけ残っているという状況。

かろうじて残っていたレンゲショウマを見つけて喜んだものの
よく見ると茎が食べられている。
その時の写真がこれ。
10 08 13 217.jpg
下の茎が切られたようになっているのが分かりますよね。
これがこの山で撮った最後のレンゲショウマの写真になりました。

2006年には撮り放題に咲いていたのに。

2006年に撮った写真は私の名刺に使っています。
2006_0811櫛形山D70S 389.jpg

ではその時撮影した写真を少し。
2006_0811櫛形山D70S 088.jpg


2006_0811櫛形山D70S 099.jpg


2006_0811櫛形山D70S 094.jpg


2006_0811櫛形山D70S 397.jpg

本当に美しい花ですね。
森の妖精と呼びたいくらいです。

出かけなくなってから10年以上になりますが
今はどのようになっているのでしょう?

こんな風にかつてはお花畑だった場所が
丸裸にされたところをいくつも知っています。

仮に鹿柵などで保護をしたとしても
元通りになることはまずないですね。
残念ですがこれが現実。

保護活動も大切ですが鹿の駆除活動も必要。
こんなことになるのは生態系のバランスが崩れてしまったから。
その責任は他ならぬ人間。
鹿が悪いわけではないのです。

極端なことを言えば
人間の駆除が必要なのかも。

生産活動という名の破壊活動がいかん!



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