センブリとイヌセンブリ

植物の名前でイヌと付くものは
大抵少し馬鹿にしたような蔑んだ名前であることが多い。

役に立たないという意味に使われることが多く
イヌタデ、イヌガラシ、イヌコウジュ、イヌゴマ、
イヌナズナ、イヌビユ、イヌホオズキ等々。

そしてイヌセンブリ。

センブリには薬効があるのにイヌセンブリにはない。
その区別は人のために役立つかどうかという基準。

植物は人のためになろうとして生えてきている訳ではないので
どんな名前が付けられようが関係ないねということなんですが。

どうもイヌという名がつく植物に接するとき
いつもこんなことを思ってしまう私です。

さて名前のことはさておき、
センブリとイヌセンブリの花を見てきましたので
その美しい姿を見てみましょう。

まずはセンブリから。


2017/11/01　NikonD810　SIGMA　50㎜マクロ　F2.8

花はもう少し平開しますが、
これくらいの開き具合もとても美しく感じます。


2017/11/01　NikonD810　SIGMA　50㎜マクロ　F2.8


2017/11/01　NikonD810　SIGMA　50㎜マクロ　F2.8

この日は観察できた個体数が少なかったので
あまり写真がありませんが、
凛とした佇まいは魅力的です。


そしてイヌセンブリ。


2017/11/01　NikonD810　SIGMA　50㎜マクロ　F2.8


2017/11/01　NikonD810　SIGMA　50㎜マクロ　F2.8

やや花のピークを過ぎていましたが
まだまだ大丈夫だと思って撮影してきました。

センブリと比べると花がやや小さく
裂片の先がきゅっと細くなる傾向があります。
花冠の付け根に生えている毛が多いので
もしゃもしゃ感もありますね。


2017/11/01　NikonD810　SIGMA　50㎜マクロ　F2.8


2017/11/01　NikonD810　SIGMA　50㎜マクロ　F2.8


2017/11/01　NikonD810　SIGMA　50㎜マクロ　F2.8

裂片に生える筋が濃いものは青っぽく見えるものもあります。

センブリに比べると個体数が非常に少ないので
貴重な植物です。

今回はあまりいい状態のものが見られなかったのですが、
ムラサキセンブリも含めると
一日で3種類のセンブリの仲間を見比べて
楽しい観察となりました。


ブログランキングに参加しています。
よろしかったらぽちっとお願いします。


人気ブログランキング