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どこを切り取るといいか? [撮影]

写真は切り取りの芸術。

どこを切り取るかによって
印象が変わります。

その印象と言うものは
撮影者の目にどのように映っていたかということかもしれません。

また人が1枚の写真を見た時
どのように見え何を感じるかは人それぞれ。

だから自分の見え方と人の見え方にギャップが生じることも
多々ある訳です。

しかし写真は絵画と同じで
人にどのように見えるかが問題ではなく
自分が何を見て何を感じたか。
それをどのように画面の中に収め表現するか
ということに尽きると思っています。

参考になるかどうかわかりませんが
先日一つの場面を切り取り方を変えて撮影してみました。

撮影したのは特定外来生物として問題視されている
オオキンケイギク。
在来の植物の住処を奪いながら繁殖するとして
地域によっては駆除に取り組んでいるところもあるくらいです。

でもこの植物を持ち込んだのは人間。
鑑賞用であったり法面や道路脇に植えてみたり
初めは綺麗で景観がいいと始められたこと。

オオキンケイギクにはなんの責任もありませんね。

一切の先入観や概念を捨てて純粋な目で
オオキンケイギクを見た時
それなりに美しいキク科の植物だと思うんですけどね。

まあこの話題はこの辺にしておいて
このオオキンケイギクの咲く場面を
切り取り方を変えて撮ってみましたので
見て下さい。

まず最初に撮影したのがこの場面

IMG_2043.jpg

堤防の下から空を背景に見上げるようにして撮影しています。
私の目にこの場面がいい感じに映り
この切り取り方になっています。
つまり最初に見えた光景と言えます。

そして次に見たのは
左の塊と右の塊をそれぞれ撮影しても
いい場面になると。
こういうのは考えて撮影しているのではなく
そう感じたからなんですね。

左を切り取った写真
IMG_2046.jpg

空に向かってオオキンケイギクが花を咲かせ
右のチガヤも程よい脇役になってくれています。

右を切り取った写真
IMG_2044.jpg

オオキンケイギクとチガヤの混生する様子が
面白いと思って切り取りました。
5月の爽やかな風も感じられるような
そんな気もしました。

そしてこの場面でふと思ったのは
中途半端に切れているスイバもちゃんと入れて撮れば
また違った写真になると。
IMG_2045.jpg

オオキンケイギクとチガヤとスイバの
三者三様の姿がバランスよく配置されていて
安定感のある写真になっているように思います。


こんな風にして少し切り取り方を変えるだけで
写真から受け取る印象が変わるんですね。

どれがいい悪いではないので
その時感じた場面を撮ればいいのですが
いろんなバリエーションを持っていると
写真の幅が広がるかもしれません。

まあこれも
私個人の見解ですので
あまり参考にならないかもです。

好きなように撮ってください。


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